大学受験で重要な構文をもらさず収録している「解体英語構文」。
Amazonの口コミでも評価が高い、ロングセラーの参考書です。
解体英熟語の方が有名ですが、その構文バージョンですね。
この記事では「解体英語構文」について、使い方やレベルを中心にご紹介します。
解体英語構文とは?簡単に紹介!
概要:大学受験生に向けた英語構文の参考書
著者、出版社:風早寛(Z会)
レベル:共通テスト~私立大学2次試験
ページ数:344ページ
構文数:285
付属品:赤シート、別冊例文集(88ページ)
ここでは解体英語構文[ブック型]をご紹介していますが、同参考書のカード型もございます。
カード型はページをミシン目で切り離し、コンパクトな暗記カードとして使うことができます。
掲載されている構文数や内容は同じなので、好みに合う方を使ってください。
構文とは英文法の一部で、「型」として暗記すると、効率的に英語力を鍛えられます。
解体英語構文を使って、頻出の構文を覚えましょう。
解体英語構文のレベル、難易度
公式ウェブサイトには、以下の様に記載されています。
主要難関42大学の入試問題とセンター試験を徹底分析し、285構文を厳選。
共通テストから難関大学の試験まで、対応できるレベルだといえますね。
収録されている演習問題の多くが入試問題から採用されており、その数はおよそ1000題。
高1から使い始めるというよりは、英熟語や文法の基礎がある程度固まってきた受験生におすすめの参考書です。
解体英語構文の使い方・勉強法
解体英語構文は1冊で問題集、参考書、例文集の役割を果たしています。
本冊は、「右ページ:例題と演習 左ページ:見出し語と解説」という構成です。
中身を見て、ある程度問題が解けそうだと思った方は、以下のステップで使うのがおすすめです。
①右ページで例題を解く
②左ページで構文を確認
③右ページの演習を解く
問題演習のペースを上げたい場合は、②と③の順番を入れ替えても良いでしょう。
一方、知識をしっかり理解してから問題を解きたい方は、こちらのステップを試してください。
①左ページの解説でポイントを理解
②右ページで例題、演習を解く
英単語帳と問題集、両方の形式を取り入れている構成なので、使い方の自由度は高いです。
自分のペースに合った使い方ができますね。
別冊の例文集は、左ページに英文、右ページに日本語訳が掲載されています。
付属の赤シートを使って、スキマ時間の暗記に活用しましょう。
解体英語構文の必要性とは。実はいらない?
長年に渡って、高い評判を獲得してきた解体英語構文。
しかし、好みは人によって分かれそうです。
中身が充実しており、問題演習と暗記が1冊で済む点では便利な本書。
一方で、暗記または問題演習どちらかに特化した参考書とはいえない側面もあります。
暗記だけに集中したい方にとっては問題の部分で手が止まり、問題集として使うには物足りなさを感じるかもしれません。
また、大学受験において、英語構文対策が必要かどうかは人によります。
私自身、受験生時代は英語構文対策を行っていませんでした。
文法と英単語・英熟語の基礎を押さえていれば、英文を理解することが可能だと考えたからです。
既に大学入試レベルの英文を理解できている方は、本書を必要ないと感じるかもしれませんね。
しかし、「英語の基礎は一通り押さえたのに、なかなか長文を読めない・・・」という方もいるかと思います。
そんな方は、本書で英文の型を覚えることで、長い文章も読みやすくなりそうです。
もちろん、文法や英単語・英熟語を理解している方、受験までに時間の余裕がある方も、構文力を身につけることで、英文を読むスピードが一段とアップするでしょう。
別冊の例文集は暗唱にも使えるので、スピーキング力を高めたい方にもおすすめの1冊です。
以上を踏まえると、解体英語構文はこのような方におすすめだといえます。
・暗記と問題演習を同時に進めたい
・文法、英熟語、英単語を学んでも、英文を読むのに苦戦している
・時間に余裕があり、構文を極めたい
・スピーキング力を高めたい
逆に、以下に当てはまる方には必要がないかもしれません。
・暗記または問題演習どちらかに特化した参考書を求めている
・構文対策をする時間の余裕がない
・構文を学ばなくてもスムーズに英文を読むことができる
レビューを見る限り、レイアウトが好みに合うか、解説が十分だと感じるか否かも、人によって感じ方が異なるようです。
購入前に、自分の英語の勉強の進み具合と、本書の中身を確認しておきましょう!