初めまして、現役で早稲田大学に通っている学生です。自分が大学入試を受けるために数学を学んでいた際に使用していた上級現代文について自分の体験を織り交ぜながら解説、そして評価していきたいと思います。
上級現代とは
上級現代文は国語の長文読解を中心とする、とてもハイレベルなテキストです。
内容に関しては大学受験にも対応することができる難易度を誇っていて、上級現代文ⅠとⅡが出版されています。
類題が一章ごとに三題用意されており、一題ずつ難易度が上がっていきます。
1題目は低い難易度では入学したての高校生でも解きやすい難易度で、最後の問題は難易度が高いです。
文章の表現がわかりにくく、東大の難問を彷彿するようなハイレベルな問題が待ち構えています。
上級現代文の評価、口コミ、レビュー
実際に私が取り組んだ感想としては、難関国立を受ける方や、私立のすべり止めとして下位の旧帝大を受けるのであればとても良い教科書であると思います。
それらの入試においては記述の力が確実に必要で、その力を高校入学時点から積み重ねで身に着けることができるため、とても素晴らしいテキストだと思いました。
一方、難易度が高い大学や記述・論述問題が頻出の大学を受ける方以外にとっては、オーバーワークになってしまう可能性があるため注意も必要です。
上級現代文のレベル!難易度は難しい?
Ⅰは共通テストよりも少し難しい程度、Ⅱは早稲田や東大京大レベル。
上級現代文は先述の通り上級現代文ⅠとⅡが存在していて、テキストごとに例題が三つのレベルに分かれています。
高校生が難関大学を受験するために、少しずつ難易度を上げながら慣らしていくというコンセプトの教科書だと考えています。
それに加えてこの教科書では長文読解の記述の能力を挙げるものであり、難関国立を目指している人にはよりぴったりのテキストだと思います。
一番低いレベルであれば、長文を読む練習といってもいいほどの難易度であり、文章も読みやすく複雑な心情を読み取ることが目標の問題が多く見られます。
ですが高いレベルになっていると文章の書き方や表現が難しく、まず理解することができません。
そのうえ、東大受験にも活用することができるテキストであるため、フルに活用したうえで身に着けるのであれば、難易度はとても高いと感じます。
上級現代文はいつから取り組んだ?
高校一年生から使い始めて高校三年生の夏まで使っていました。
難易度が高いのと、解説のテキストがとても分厚く用意されているため解くだけでもかなりの時間を要します。
そのうえ解説を読みながら自分の回答を照らし合わせて、自分の間違えたところを見直す場合であればさらに時間がかかります。
そして問題数もかなりのものであるため、三年間かけて長文を鍛えるテキストとしては素晴らしいため、高校入学から使い始めることをお勧めします。
上級現代文の使い方、やり方
何度も申し上げる通り難易度が章ごとに三題ずつあり、同じ章の問題ごとにレベルが上がっていきます。
第一章の第一題、次に第二章の第一題のように解いていき、全部の章で解き終わったら次に第一章の第二題を解く、といった形で解いていきました。
このテキストの難易度に体を慣らしながら解くのであればこれが一番良い取り組み方だと思います。