私は現役時にMARCHや関関同立、一浪時には名古屋大学や早慶に合格しました。基礎英文問題精講を英文和訳問題の数をこなすために高校1年生の時にはじめました。
英語の偏差値は駿台模試で50前後だったので、英語は不得意科目でした。
ですが基礎英文問題精講をはじめ、質の高い参考書を正しく使うことで高校3年生の時には英語の偏差値を駿台模試で60前後まであげることができました!
その時の経験談を踏まえて、基礎英文問題精講の活用法、レベルや英文標準問題精講との比較を解説していこうと思います。
①基礎英文問題精講のレベル・難易度は難しい?
基礎英文問題精講は構文編、文脈編、応用問題編と演習編に分かれています。どの問題も解説がしっかりしていて、同様の参考書より初心者向けと言えるでしょう。しかし、この参考書は英語初学者には厳しい難易度となっています。文法を一通り学び、ある程度単語・文法を身につけた人が取り組むと良いと思います。東大・京大などの難関大を目指す方は英語学習の初歩として使用し、中堅国公立大や中堅私大を目指す方はこれ一冊で十分英語を学習出来ると思います。
②基礎英文問題精講の使い方、やり方
実際に私がやっていた方法を説明します。最初は構文編を解くことをオススメします。
まずは各例題の下にある、文法解説を読みましょう。ここに書いてある文法事項はどれも大学受験に頻出で欠かせない内容です。しっかりと身につけましょう。
文法事項を理解したら本文を読んでいきます。単語力に自信があれば何も見ずに本文を訳してみましょう。自信がなければ語句を見ると良いです。単語帳を読んでいるだけでは学べない熟語や普段使わない訳し方をしている単語があるので忘れずに目を通しましょう!
私は文法事項の解説を読み、英文を和訳し高校の先生に添削してもらっていました。訳文例はついていますが、添削してくれる人が周りにいるのならしてもらうべきです。
重要類題がついている単元であれば、忘れずに取り組みましょう。例題と同じテーマを扱っているので復習するのに最適です。
構文編が終わったら、演習編、応用問題編へと進みたくなりますよね?ですが、ここで一度構文編を見直して見てください!知識の抜けはありませんか?演習編に進むのは、構文編を仕上げてからにしましょう!構文編を仕上げることが成績UPの近道です。
③基礎英文問題精講の評価・レビュー
基礎英文問題精講は上にも書いたとおり文法を一通り学び、ある程度単語・文法を身につけた人向けの参考書だと思います。なので、東大・京大をはじめとする難関国公立大、あるいは早慶などの上位私立大を目指すのならば高校1年生の間にはじめたい参考書となっています。
高校2年生、高校3年生で取り組んでもレベル的には問題ない人がほとんどだと思います。しかし、駿台模試で偏差値55より上の難関校を志望する方は過去問演習やさらに難易度の高い参考書を取り組まなければならないので、遅くとも高校2年生の夏には終わらせましょう。逆に、偏差値50程度の大学を志望する方はこの参考書にじっくり取り組むと良いと思います。
この本に限らず、100%完璧に参考書の内容を覚えることは非常に難しいことです。なので、基礎英文問題精講にある程度取り組んだ上でまだ英語のレベルを上げたい方は、英文標準問題精講を解いてみたらいかがでしょうか。英文標準問題精講は基礎英文問題精講より二次試験に近い難易度の参考書です。文章量が増え、より手強い内容になっています。
使用目的は目指すレベルによって異なりますが、基礎英文問題精講は解説が手厚い、非常に優秀な参考書です。合格のためにとりくんでみてはいかがでしょうか。