私は地方国立大学の理系に合格することができましたが、大学入試に向けた数学の基礎固めに白チャートを勉強しました。
その時の体験談を交えて、白チャートの難易度、レベル、使い方について解説していきます!
白チャートの使用時期はいつから?
私は現役時代、基礎を疎かにしてしまい成績が伸び悩む時期がありました。そこで浪人時代はまず基礎固めを徹底しようと思い、家の近くの書店で白チャートを購入しました。今思えばこの行動が合格に繋がったなと思っています。逆に白チャートに出会っていなければ合格できなかったのではないかと思うほどです。
白チャートの使用時期は4月から8月末まででした。共通テストの過去問に取り組む時間と、二次試験の対策の時間を確保するために長くても9月の中旬までに内容を理解する必要があると考えたからです。実際、基礎固めを終えた後は現役時代とは比べ物にならないほどスラスラと過去問を解けるようになっていました。
白チャートのレベル、難易度
白チャートの難易度は教科書~センター試験(現在の共通テスト)基礎といったところです。私は4月に偏差値45でしたが、白チャートで基礎固め終えた後の9月の模試では偏差値55まで伸びました。(人によっては偏差値60まで伸ばすことが可能です)基礎固めをするだけでこんなに簡単に成績が伸びるのかと驚いた記憶があります。基礎固めには最強の参考書と言えるでしょう!
例題だけ?エクササイズも必要?
先に結論から申し上げると、文系理系問わず基礎固めを行いたいと考えている方は例題だけで十分です。理系で二次試験の対策をしたいと考えている方は、エクササイズも取り組むことをお勧めします。私の場合、基礎固めは例題だけ取り組んでいましたが、共通テストを終えた後の二次試験対策ではエクササイズの問題をたくさん解いていました。ただ、エクササイズを解くには時間が必要です。基本的には過去問を優先してある程度自分の苦手分野が分かったら、その範囲をエクササイズで復習していくといいと思います。それぞれの対策したい分野、時間など状況に応じてエクササイズに取り組むかを決めましょう!
白チャートの使い方
さて、一番重要な白チャートの使い方です。白チャートの中身は先ほど話したように、例題、エクササイズなどの問題の他に、CHART GUIDE、解答、Lectureという要素で構成されています。特に重要なのがCHART GUIDEです。例題を解いた後に解き方の流れを確認するために使います。自分で導き出した答えが当たっていたとしても、自分の解法に無駄があるとき、効率が悪い場合などがあります。そのようなときにこのCHART GUIDEを確認することによってより効率的で正確な解法を身に着けることができます。
このことを踏まえて、私が実践していた勉強法を記載します。是非、参考にしてください!
- まずは例題を解く。
- 自分の解答と答えを比較して、どこを間違ったのか、どこが重要なのかを確認します。
- CHART GUDEを確認し、解法の全体の流れを暗記する。
- 次の日に問題を解きなおす。
この1~4のことを実践していただければ、確実に基礎を固めることができます。
ここでLectureに関してですが、私は読んでおくことをお勧めします。Lectureには皆さんが疑問に思いやすいことや、他の単元との繋がりを解説してくれています。より理解が深まると思うので時間がある人は読むようにしましょう!