こんにちは。私は物理・化学選択で理系受験を行い、現在は東京理科大学に所属する現役大学生です。今回は、学校で傍用問題集として購入されることの多い、「センサー物理(総合物理)」)について解説していこうと思います。

 

センサー物理(総合物理)とは?

・概要:豊富な例題で解法を習得できる参考書型問題集

・出版社:啓林館

・レベル:共通テストから二次試験まで

・問題数:およそ600題

 

センサー物理(総合物理)は啓林館が販売している物理の問題集です。センサー物理は物理だけですが、センサー総合物理は物理基礎の内容も含んでいます。物理では一貫した理解が重要になります。そのため、啓林館の教科書で物理を学んでいるという人におすすめです。

 

評判は可もなく不可もなくといったところでしょうか。主に学校で購入されることもあって評価を書き込んでいる人自体が少ないという印象を受けます。

 

しかし、口コミやレビューを見ると「解説が少ない」、「分かりづらい」といった意見が散見されます…。これは、センサー物理(総合物理)はあくまでも副教材であり、教師が解説することを前提に作られているためだと考えられます。私の経験から言っても、副教材としての問題集は物理に限らず解答解説が貧相なものが多かったです。学校で買わない限りセンサー物理、総合物理は解答解説も付きませんので、独学独習に使用する際には要注意です。

>>早慶や東大の英語長文を超スピーディに読むワザはこちら

 

センサー物理・総合物理の難易度は共通テストレベル!

レベルとしては基礎から応用で、難易度の高い問題も少し含まれるものの基本的な問題が揃っています。問題数も多いことから、基本的な公式の使い方を押さえるという意味では使いやすいと思います。全てマスターすれば共通テストで8割は狙えるのではないでしょうか。しかしながら、思考力を問う難関大学の入試対策としては少し物足りないかもしれません。センサー物理(総合物理)を使って基礎固めをした後については後述します!

>>早慶や東大の英語長文を超スピーディに読むワザはこちら

 

センサー物理・物理総合使い方

 

おすすめの使い方は2つあります。

 

①学校で習った単元をその日のうちに解いてみる

面倒くさいかもしれませんが、これが王道の使い方だと思います。物理では公式の導出や意味を考えることも大事ですが、ある程度公式の使い方を覚えてからのほうが、根本的な理解は進むように思います。記憶を定着させるためにも、習った単元の問題を解いてみて、その上で式を立てられなかったところ、理解できなかったところを教科書等で確認していくことが重要です!

 

➁定期試験や模試の振り返りに使う

センサー物理(総合物理)は豊富な問題数が売りです。したがって、解法集として使用することができます!試験で解けなかった問題を再度解きなおそうとしたところ、答えを覚えていてすぐに解けてしまった…。そんな経験はありませんか?そんなときは、センサー物理で似たような問題を探して解いてみましょう。少し聞かれ方が違うだけで全く違う問題に感じられることもありますから、良い復習になると思います!

>>早慶や東大の英語長文を超スピーディに読むワザはこちら

 

センサー物理が終わったら次は

一度共通テストの問題を時間無制限で解いてみましょう。8割正解できたら文句なしです!過去問演習やよりレベルの高い問題集(物理重要問題集、良問の風など)にチャレンジしてみましょう。もし時間をかけても解けないようなら、残念ながら基礎力が不足しています。センサー物理(総合物理)をもう一週解き直してみる、教科書で公式の意味をおさらいする、基礎に重点を置いた参考書(宇宙一わかりやすい高校物理、物理のエッセンスなど)に取り組んでみる、などすると良いでしょう。