こんにちは。私は物理・化学選択で理系受験を行い、現在は東京理科大学に所属する現役大学生です。
今回は、初学者におすすめの英語参考書、「大岩のいちばんはじめの英文法」について解説していこうと思います。
大岩のいちばんはじめの英文法とは?
・概要:中学レベルから英文法を押さえられる参考書
・著者、出版社:大岩秀樹、ナガセ
・レベル:基礎から共通テストまで
・問題数:(超基礎文法編)26講
(英語長文編) 19講
「大岩のいちばんはじめの英文法」は英文法について解説した参考書で、受験参考書で有名な東進ブックスの一シリーズです。
超基礎文法編と英語長文編とが別冊で販売されています。
文法問題は大学入試において出題が多く、また長文の読解にも英文法は必須であることから、タイトル通りいちばんはじめに手を付けるべき参考書と言えるでしょう。
評判は大変良く、例えばAmazonの評価は☆4を超えています。
1000人以上から評価された上での結果であることを考えると、その充実ぶりはお墨付きと言えます!
口コミやレビューを見ると「分かりやすい」という意見が目立ちます。
これは、大岩のいちばんはじめの英文法では中学レベルまで遡った解説がされているため、まだ基礎が身に付いていない人が読んでも分かりやすい内容になっているからだと考えられます。
また、大人のレビューもあり、一度英語で挫折した人がもう一度勉強するのにも役立ちそうです。
大岩のいちばんはじめの英文法の難易度は共通テストより易しい
レベルとしては基礎で、基礎的な事項からわかりやすく解説されているため、「買ったはいいけどついていけない…」ということはまずないと思います。
英語長文編も解説が1文ごとにあり、長文の読み方も随所に記されていることから、長文アレルギーの人にも取り組みやすいものになっています。
しかし、大学入試という面から考えると難易度が易しすぎるという側面もあり、この二冊だけで大学入試を突破するのは難しいと思われます。
大岩のいちばんはじめの英文法の使い方
おすすめの使い方は2つあります。
①入試対策として自分のペースで取り組む
英語は単元学習というよりは総合的な英語力を身に付けていくという学問ですから、授業の予習復習には使いづらいと思います。
そのため、来る大学受験に向けて自分のペースで文法の知識を身に付けていく、というのが基本になるかと思います。
目安としては、1日1講、休日に3講進め3週間かけて終わらせる、といったところでしょうか。
しかし、学校の授業が分からない、という人は問題を飛ばし飛ばしでもいいので、早急にこの二冊を一通り終わらせることをお勧めします。
そうすることで授業内容をより吸収できるようになり、学習効率が格段に上がること間違いなしです!
➁分からない文法問題が出てきたときに見返す
どんなに集中したとしても、英文法は一朝一夕には身に付きません。
模試等で分からない問題、できない問題に当たることもあるでしょう。
そのようなときには一度、大岩のいちばんはじめの英文法を開いて該当のページを読み直してみましょう。
私の経験では、ただ模範解答を流し読みするより、一度自分が勉強した物を読み返す方が定着率は高かったです。
少し手間ですが、正解率が上がれば復習の時間は減るわけですから、地道に積み重ねていきましょう。
大岩のいちばんはじめの英文法が終わったら次は
一度共通テストのリーディング問題を時間無制限で解いてみましょう。
センター試験の過去問でも問題ありません。
8割正解できたら文句なしです!
しかしながら、たいていの人はどこかの分野で失点が多く見られるでしょう。
もしセンター試験などの文法問題でミスが多いようなら、「POWER STAGE英文法・語法問題」のような問題集がおすすめです。
文法問題は数をこなしていくと、似たような問題が多いことに気付きます。
そうなればしめたもので、文法問題はただのケアレスミスとの戦いになると言っても過言ではありません。
また、長文での失点が目立つようなら、「イチから鍛える英語長文」シリーズ等で長文に慣れておくとよいと思います。
また、このタイプは単語力に課題を抱える場合も多いため、今持っている単語帳を完璧にすると得点が飛躍的に向上する可能性がありますよ。