私は受験生時代に参考書を使って独学で勉強し、1年で偏差値を30近く上げて、慶應大学に合格したものです!

この記事では、「パワーステージ(Power Stage)」について詳しく解説していきます。

Amazonの評価は平均4と、高い評価を得ている問題集です。

実際に多くの学校でも採用されている問題集で、その実績は確かなものがあります。

本記事では、「パワーステージ(通称パワステ)」の内容や、やり方、ヴィンテージやスクランブルなど他の類似した問題集との違いなどについて解説していきます!

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「パワーステージ 英文法・語法問題」を紹介!どんな問題集なのか

POWER STAGE 英文法・語法問題

・概要:英文法・語法など大学受験に役に立つ知識事項が網羅されている問題集

・著者、出版社:瓜生 豊(桐原書店)

・レベル、偏差値:共通テスト~早慶上智・国公立大レベル

・問題数: 1409問

・CDや音声の有無: 音声CD付き

 

POWER STAGEのレベルはどのくらいか

「パワーステージ」の概要がわかったところで、レベルについて見ていきましょう。

幅広いレベルに対応

「パワーステージ」は大学受験に必要な文法・語法・語彙などの知識事項が網羅的に入っている問題集です。

左ページに問題、右ページに解説といったように構成されています。

左ページの問題を解いたら、右ページですぐに答え合わせ、解説の確認ができるという構成です。

問題はすべて入試問題の過去問から引っ張ってきており、共通テストレベル~早慶上智や難関国立大まで様々です。

加えて、問題数も1409題あるということを考えると、幅広い大学に対応しているといえます。

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ネクステやVintage、ブライトステージ、スクランブルとの比較

上記のような「パワーステージ」の構成に似た問題集は他にも「Vintage」や「スクランブル」などがあります。

「vintage」や「スクランブル」もレベル感としては「パワーステージ」とほとんど変わりません

一方で、「vintage」は1621題収録されており、「スクランブル」は1690題収録されています。

どちらも「パワーステージ」より問題数が多いため、網羅性は「パワーステージ」のほうが優れていると思えます。

しかしながら、次にご紹介する「ネクステ」や「ブライトステージ」が「パワーステージ」の姉妹問題集であることを踏まえると、シリーズとして考えた場合はまったく不足がないといえます。

 

「パワーステージ」と「ネクステ」の違い

それでは、「パワーステージ」のシリーズである「ネクステ」との違いについてご紹介します。

「パワーステージ」と「ネクステ」の中身・レベルの比較

「パワーステージ」と「ネクステ」は構成に大きな違いはありません

「ネクステ」の問題数は1474題ですので、この点も「パワーステージ」と大きな違いはありません。

 

ただし、以下のようなレビューもあります。

ネクステに比べて印刷に使用した色が良くないせいか下の部分の日本語訳が見にくかった。しかし、説明部分がネクステのものよりも詳しくなっているので、初めて買うならネクステよりもパワーステージをお勧めする。

「パワーステージ」の方が後に出版されたため、少し解説が詳しくなっています

とはいえ、口コミやレビューでは「ネクステ」の人気も根強く、それほど大きくは変わらず、どちらも評判の良い問題集です。

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問題レベルも問題数もあまり変わらない両者ですが、最大の違いは、「パワーステージ」には「読解問題・英作文問題に挑戦!」というページが設けられていることです。

覚えた知識を読解や英作文に応用する練習も若干ではありますができるので、そういう点でも「パワーステージ」のほうがおすすめできるでしょう。

まとめると、「パワーステージ」と「ネクステ」では問題レベル・問題数・構成も大きく変化はありませんが、「パワーステージ」のほうが読解や英作文への応用の練習もできるという感じです。

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「パワーステージ」と「ブライトステージ」の違い

次に、「パワーステージ」のシリーズで近年出版された「ブライトステージ」との違いについて見ていきましょう。

「パワーステージ」と「ブライトステージ」の中身・レベルの比較

「ブライトステージ」は、2020年に出版された問題集です。

著者は「ネクステ」「パワーステージ」と同じ瓜生 豊です。

「ブライトステージ」も「パワーステージ」や「ネクステ」と基本的には同じ構成となっています。

 

「ブライトステージ」と「パワーステージ」を比較した口コミには以下のようなものがあります。

基本的に、解説はネクステよりパワーステージ、ブラステの方が丁寧だと思いますが、パワーステージとブラステの解説を比べてみても殆ど同じ(一言一句変わりないのが殆ど)なので両者の違いがイマイチ分かりません。

私としても同じような感想を持っています。

「ブライトステージ」には要点をまとめた「Target」や例文集が収録されているという変更点がありますが、これは「パワーステージ」でも問題の解説中に同様のものがあります。

また、「ブライトステージ」では発音・アクセント問題がないということも特徴の一つとして挙げられるでしょう。

センター試験から共通テストに変わって、発音・アクセント問題はなくなりました。

この流れを汲んで、現代の入試に対応させたという印象を受けます。

 

また、リスニングの重要性が上がっていることから、「パワーステージ」では会話表現など一部の音声しかなかったのが、全問題の音声がついていることも現代への対応でしょう。

結論としては、最も最近に出版された「ブライトステージ」は、「パワーステージ」に比べるとより今の入試を意識した構成になっているということです。

一方で、必要な知識自体はそれほど大きく変わらず、収録内容も構成もそれほど変わりませんので、どちらか好みの方を一冊やるというのが良いでしょう。

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「パワーステージ」の使い方、進め方

それでは、「パワーステージを使っていこう」となった場合に、どのように使っていけば良いのでしょうか。

ここでは、「パワーステージ」をどのように使っていけばよいのか解説していきます。

 

何周かやることが前提

いざ「パワーステージ」をやろうと思ったときに、最初に確認しておきたいのは、何周かやることが前提だということです。

先ほども言った通り、1400題以上ありますから、それを一周やっただけで完璧に身につけられる人はごくわずかでしょう。

記憶するうえでとても大事なのは、「短期間に」「時間をあけて」「繰り返す」ことです。

ですから、早めに手を付けて、何周もすることを前提に取り組みましょう。

 

まずは一周全部やってみよう

完璧主義の人に多いのですが、「この単元を完璧にしてから次に行こう」と考える方がいます。

もちろんこれが1,2日で「完璧にする」という話ならば良いのですが、そうではなく、いつまでたっても不安から先に進めない人がいます。

それでは全体を「繰り返す」ことができませんし、最悪の場合やり切れないということもあり得ます。

また、一度全部一周してしまうことで、受験英語の知識事項や「パワーステージ」の全体像が把握できます

これがあるのとないのとでは記憶の効率が全然違うのです。

全体像がわかっているから、細部に意識を向けることができ、さらに全体との関わりが理解できるようになります

ですので、まずは一周を1か月ぐらいでやってみることをお勧めします。

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基本的な勉強法

基本的には、左ページの問題を考える→解説を読むというパターンで構いません。

初めのうちは解けない問題も多いと思いますが、解説を読んで理解していきましょう。

その際、「間違えた問題」や「勘で解いた問題」には印をつけたり、付箋を貼ったりしておくと良いでしょう。

試験本番で点を取るためにやるわけですから、解説と同じように「思考できる」必要があります。

裏を返せば、その問題が「完璧」になったかどうかは、「解説と同じように思考して正解にたどり着けたかどうか」です。

そうなったら、〇マークをつけるなどして、別の問題に優先的に取り組むようにしましょう。

以上が基本的な進め方です。

2週目以降は、〇マークがついていないものに取り組んでいきます。

目指すのは、試験本番までに1つでも多くの〇をつけることです。

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「パワーステージ」が終わったら次は何をやる?

「パワーステージ」は、受験生であれば、メインの教材としての使用は9月末ぐらいまでに終えておきたいところです。

10月以降は、過去問演習に取り組んでいった方が良い時期だからです。

レベルにもよりますが、その時期には、文法・語法編は7, 8割はできるようになっている状態が望ましいです。

そうしたら、過去問をベースに勉強していき、苦手分野や間違える問題があれば、その都度「パワーステージ」を使って再確認していくという方法が良いでしょう。

「パワーステージ」はサブの教材としても使えますし、イディオム編などは本番直前まで役に立ちます。

 

また、過去問に取り組まずとも、「パワーステージ」が終わったらランダム問題に取り組んでいくことをおすすめします。

「パワーステージ」は単元別になっており、実践演習の前のステップで使える問題集です。

知識を得点に変えるために、ぜひ「英文法ファイナル問題集」などのランダム問題集に取り組んでいってください!