私は1年間の浪人経験を経て、上智大学に合格しました。高校時代は全く勉強しておらず、卒業時の偏差値は35…。そんな私が合格できたのは、英語を得意にしたからだと確信しております。
大切にしていたのが、英単語と英文解釈。毎日せっせと英単語を覚え、良質な英文と格闘する。そんな英文解釈の勉強にぴったりなのが「英文解釈クラシック」です!
この記事では「英文解釈クラシックに取り組む時期」「参考書の難易度」「正しい使い方」などなど、詳しく解説していきます!
「英文解釈クラシック」に取り組む時期はいつから?
基礎的な単語や文法が固まり、共通テストレベルの長文がある程度読めるようになったタイミングが目安です。
難易度がそれなりに高い参考書ではあるため、ある程度の語彙力や読解力を身につけてからでないと、例文を理解できないので注意しましょう。
とはいえ知識を完璧にしてから英文解釈に取り組もうとすると、英文解釈の勉強が遅れてしまいます。
共通テストで7割くらい取れるようになり、偏差値が55を超えてきた辺りがおすすめです!
共通テストとMARCH以上の長文の間に立ちはだかる壁を、英文解釈クラシックで一気に打ち破っていくイメージですね。
難易度をポレポレ&透視図、ビジュアル英文解釈と比べる
有名な英文解釈系の参考書である、ポレポレ、透視図、ビジュアル英文解釈との難易度の比較です。
ポレポレ…中級者向け。本格的な英文解釈の勉強の1冊目に最適!MARCHレベルから早慶レベルへステップアップする時におすすめ。
透視図…英文自体は少し難しい。東大や京大を目指すような方向け。大学受験レベルの英単語を習得した後に取り組むと目から鱗です。英文の見方が変わるでしょう。
ビジュアル英文解釈…中級者向け。Part1は共通テスト、Part2は早慶や東大・京大レベル。ボリュームがあるので、時間のある浪人生は取り組んでみては?スケジュールに余裕が無い方にはおすすめできません。
英文解釈クラシック…初級~中級向け。全ての受験生におすすめできます。基本的な英文構造の把握の練習から、少し難易度の高い英文まで網羅。
英文解釈クラシックは英文解釈系の参考書の中では、最も易しい部類に入ります。
それでも共通テスト~MARCHレベルはありますから、英文解釈という勉強そのものが、上級者向けという事です。
基本的な語彙や文法の暗記、そして読解の演習には取り組んでから、英文解釈クラシックに進みましょう。
「英文解釈クラシック」の使い方、勉強法
以下の3つのポイントを守って取り組むと、成績が伸びやすいです!
辞書を使わずに取り組む
わからない単語があっても、まずは英文を読んでみましょう。
自力で英文を読んで、分からない部分は推測するトレーニングをしていきます。
すぐに辞書を引いてしまう人がいますが、入試本番では当然、辞書を使うことはできません。
ですから演習の時から、自分で対応する力をつけていきましょう。
ノートに訳を書く
少し大変な作業ではありますが、ノートに訳を書いていくのがおすすめ。
訳を紙に書き出していくことで、どの部分が訳せないのか、そしてどの部分をミスしているのかを明確にすることができます!
私もかなり大変ではありましたが、訳を書き出す作業だけは頑張るようにしていました。
頭の中で訳して解説を読むだけでは、どうしても雑な演習になってしまいますからね。
解説を読んで、添削する
紙に書き出した訳を、正しい訳と見比べます。
そして解説に書かれているポイントを、ノートのミスした部分に書き込んでいきましょう。
該当の部分の訳をただ覚えるようにするだけでなく、ポイントを理解し、そして読み方そのものをしっかりと学ぶことが大切です。
次回から同じタイプの英文は、スラスラ読めるようにしていかないと、読解力は向上していきません。
英文解釈クラシックのレベル、使い方まとめ
英文解釈に真剣に取り組まない受験生が多いのが現状です。特に私立大の問題には、和訳が出題されないと思い、いきなり長文に取り組む人がいます。
しかし、短文の意味がとれなくては、長文をいくら読んでも、問題が解けるようになりません。
ぜひ、英文解釈の勉強をして、英語を得意にし、自信をもって受験しましょう!