受験生なら一度は経験したことがあるでしょう、「英語の長文を読んでいたら眠くなる」現象。
もちろん私が受験生の時も、長文を読んでいて眠くなることで、悩んでいた時期がありました。
今回はどうして眠くなってしまうのか、眠くならない方法はあるのかについて考察します! 英語力を上げる方法ではないので注意してください!
受験生にとって確実に有益な情報を記載ていますので、是非最後までご覧ください!
英語長文を読んでいると眠くなってしまう原因は?
英語長文を読んでいて眠くなってしまう原因は、「そもそも読めていない」、「読めるけど面白くない」、この二つに分けられると思います。
原因①そもそも英語長文を読めていない
まず考えられるのは、そもそも自分にとって難易度の高い英文を読んでいるため内容が頭に入ってこない、という状態です。
読めない英文を読もうとするのはかなり苦痛でつまらないです。興味がないのに円周率の桁表を眺めているようなものです。想像しただけで眠くなりませんか?
英文を読めるほどの力がないのに読もうとしていることが眠気の原因になっているかもしれません。簡単な長文は眠くならずに読める!という人は自分が眠くならずに読めるレベルの文章から徐々に入試レベルへと移っていくのが良いでしょう。
いきなり自分のレベルを大きく超えた長文に取り組んでしまう人が多いですが、まずは自分の実力よりも少し易しいところから進めていくのがポイントです。
原因②読んでいる長文を面白いと感じられない
そしてもう1つ、読めるけど内容が面白くないことが考えられます。こちらはかなりやっかいなもので、そもそも長文のテーマに興味がないので読み進めたいという気持ちになれず、読めば読むほど飽きてしまって眠くなります。
こういった人は興味のあるテーマの長文は読めるので、日頃から様々なものに興味を持つことが一番の解決策になりますが、それは習慣を変える行為ですのでなかなか難しいです。時間的に余裕のある高1、高2生は習慣を変える努力するだけの価値はありますが、高3生は時間的にも精神的にも多方面に興味を持とうとするのは困難です。
そこで、実際に僕がやっていた対策をお伝えします!ズバリそれは、「目的外し」です!
基本的に大学受験の勉強として長文を読むときは、長文の内容を正確に理解して問題に正解することが目的になると思います。そのことを意識するといかにも勉強をしなくてはいけないという感覚になってやる気が出ず、眠くなってしまいます。そこで、長文を読む目的を自分が楽しめるものに変えるのです。僕の場合はタイムアタック系のゲームが好きだったので、とにかく厳しい制限時間を設けて時間内に解き切る、ということを目的にしてやっていました。そのおかげでゲームのようにクリアできないと悔しいからと、別に興味のない内容でも一生懸命になって長文にかじりつくようになりました。
また、早く読もうとする意識がついたので実際に共通テストでも30分近く余して読み切れるほどの速度もおまけで手に入れることが出来て一石二鳥でした!
このような私の経験則からも、読めるけど面白くないという理由で眠くなってしまう人はゲーム感覚で長文が解けるような縛りやお遊びを設けるのが効果的です!
英語長文を最後まで、集中力を切らさずに読む方法とコツ
共通テストや二次試験など、試験時間が長くてたくさん英語を読み切らなければいけないテストでは、最後まで集中できない、途中で疲れてしまう、といった状況に陥ることもあると思います。長時間集中するためには体力が必要ですが、残念ながら英文を読むための体力は英文を読むことでしか身につかないです。もし時間的に余裕のある高1、高2生なら、今から毎日20分長文を集中して読む練習をしましょう。集中力を高めるにはじっくり落ち着ける時間が必要です。高3になったら、大学入試を常に意識してしまいそんな根本的な課題に取り組む余裕は確実になくなります。習慣作りをするなら高2までです。高2生までの人は絶対報われるので無理してでも取り組んでみてください。
では、高3生でもう英文を読む体力を身に付けるだけの時間がない人はどうすればよいでしょうか。集中し続ける体力がないなら、途中で堂々と休憩しましょう!
例えば、80分の試験を75分で解き切れるとしましょう。では残ったその5分、いつ休みますか?試験を解き終わってから休むのはとても勿体ないです。試験の途中で2,3分休憩するだけでも集中力はそれなりに回復するものなので、是非途中に休憩を入れてみてください!実際に僕も、共通テストでは、大門4が終わった段階で1,2分の休憩を入れていました。休憩を入れる前は確実に大門5の途中で集中力が切れて大問5,6とダラダラと読み進めしまい解き切るのに時間ギリギリまでかかっていました。しかし、休憩を入れるようになってからはむしろ時間が余るようになりました。
経験上、現状ギリギリでも間に合っている試験なら、3分は絶対に休憩できます。
ただし、現状で試験時間いっぱい使っても間に合わない状態なら、英語力が足りないので勉強量を増やすなどの集中力と関係ないところで努力が必要になります。ですので、この方法あくまで集中力が切れることが原因で英語長文に悩んでいる人に限ります。
試験は時間内に解き切れさえすれば、余る時間はいつ使っても良いのです!終わっていなくても疲れたら適度に休憩しましょう!