私はもともと英語がとても苦手で、英語を見るのも嫌なくらいで、学校の成績も赤点を取っていました。
しかし大学受験に向けて本腰を入れて勉強に取り組むと、第一志望校であった慶應義塾大学に現役合格することができました!また、併願校であった早稲田大学や上智大学からも合格をいただきました。
この記事では、そんな私の体験談も交えつつ、「速読英単語上級編」について、口コミや評判なども見つつ徹底的に解説していきます。
「速読英単語 上級編」とは?まずは簡単に紹介!
速読英単語上級編は、有名な速読英単語の中でも最も難易度が高い英単語帳。
「入門編」や「必修編」を勉強する方が多いですが、この上級編もとてもおすすめです。
・概要:英文の中でストーリーと一緒に、文脈を通して単語を覚える
・著者、出版社:Z会、風早寛
・レベル、偏差値:共通テスト〜早慶・難関国公立
・単語数:905語
・C Dや音声の有無:アプリなどによるスマホ音声の無料ダウンロードはできず、別売りのC Dの購入が必要
速読英単語上級編の口コミ、レビュー
Amazonでの評価も、5点満点中の4点を超えていて、評判の良い英単語帳です。
Amazonでは下記のようなレビューが投稿されています。
本テキストは近年の入試問題を分析した上で精選された単語を文章の中で覚えることボキャブラリーを増やしながら速読の力を伸ばしたい学習者のニーズに適っている
文章の内容は知的好奇心をそそられるようなものが多くレベルも高いですが、これをこなせばかなりの読解力がつくはずです
難関大以上を目指すなら必須。とにかく語彙を増やしたい人にお勧め
Z会から出されている、大人気の「速読英単語」シリーズであるため、やっぱり好んで使っている方が多いですね。
もっとも難易度が高いため、早慶や東大・京大などを目指す方には特におすすめです。
「速読英単語 上級編」の難易度は早慶・東大レベル!
「速読英単語 上級編」はかなりレベルの高い英単語帳となっています。
一通りMARCHレベルの単語は覚えて、長文などもそんなに苦労せずに読めるようになったという人は、速読英単語上級編を使って早慶レベルまで単語力を高めましょう。
反対に、まだMARCHレベルに手が出せないという方は、まずはご自身のレベルに合わせて着実にレベルアップすることを目指しましょう。
まずは速読英単語入門編、次に必修編といった感じで、基礎からしっかりと固めてください。
「とりあえず難しいものを」と思って「速読英単語 上級編」を始めても、英語の基礎となる部分がしっかりとできていないならほとんど無意味になってしまいます。
焦らずに、今すべきことは何なのかを冷静に見極めていきましょう!
「速読英単語 上級編」の使い方、進め方
以下の6つのステップに沿って進めていくと、効率的に成績を伸ばせます。
①英文・和訳ページの英文を読む
まずは、英文のストーリーと一緒に単語の「イメージ」をつかみましょう。
単語を1つ1つバラバラに覚えようとすると、記憶が定着しずらいですが、文脈の中で出てくる単語は比較的覚えやすいはずです。
初めから「全て覚えよう」と意気込まずに、まずはストーリーを楽しみつつ、新しい単語に触れていきましょう。
「速読英単語 上級編」には、読み物としても面白い英文が多数選ばれているので、私自身も楽しくこのステップを行なっていました。
②単語ページで知らない単語や派生語をチェック
次は単語ページで、正確な単語の意味や、その反意語・関連語も含めて記憶を定着させていきましょう。
この時、赤シートをうまく活用し、英文ページで出てきた単語を優先的にしっかりと覚えていきましょう。
見たこともないような英単語も多いはずですから、まずは慣れるくらいの気持ちで楽に取り組んでください。
そこから徐々に本格的な暗鬼に入っていくイメージです。
③発音やアクセントを一通りチェック
次に各単語の発音やアクセントを一通り確認しましょう。
センター試験から共通テストが導入される過程で、アクセント問題は無くなりました。
しかし英検やTEAPなどの4技能試験では、正しい発音で英語を話すことや、英語を正しく聞き取ることが求められます。
発音記号の確認はもちろん、音声も聴いて自分で音読をして、正しい音声を学びましょう。
④英文解説ページで文構造の理解を深める
続けて英文解説ページで、単語だけでなく難しい文構造も学習しましょう。
構文だけでなく、覚えておくべき語句や表現なども紹介されているので、ぜひ活用してください。
長文を疑問なく冒頭から最後まで読めるようにすることを、各長文で取り組みましょう。
⑤総仕上げとして長文を音読をする
音読は、知識の定着にとても有効な手段です。
耳と口を鍛えるとともに内容理解度を高めましょう。
私は受験生時代、毎朝起きてすぐに30分程度で、英語など暗記科目の音読をしていました。
その時覚えた英文50個は今でも暗唱できるくらいです。
もちろん別売りのCDを活用して音読まで取り組むのがベストではありますが、あくまで優先順位は英単語の暗記です。
優先順位を上手くつけながら、勉強に取り組んでいきましょう。
⑥復習を繰り返す
どんな内容に限らず、学習をする上で「復習」は必要不可欠です。
復習なしには身につくものも身につきません。
①〜⑤で努力して身につけた内容を、忘れてしまわないように、定期的に復習を行いましょう。
長文の読み直しはもちろん、英単語をしっかりと記憶に定着させてください。
「速読英単語 上級編」が終わったら次は?
「速読英単語 上級編」を完璧に覚えてしまったという人は、定期的に復習をしつつ、英語長文や英熟語の勉強に力を入れましょう。それもやってしまったという人は、英語以外の科目に時間を割くのもいいかもしれません。
というのも、「速読英単語 上級編」レベルの単語を完璧にしてしまえば、大多数の大学受験問題では苦労しないと考えられるからです。ここまで単語のレベルを上げたのなら、ほとんど試験に出されない高レベルの単語を覚えるより、他の科目のレベルを上げようとする方が賢明です。
英熟語を覚えようという方は、「速読英単語 上級編」と同じくZ会から出されている、「解体英熟語」という参考書で学習を進めるのがおすすめです。私もこの参考書を使って英熟語を身につけました。
大学受験を目指す人も、そうでない人にとっても、英語の学習において単語は必ず覚えなければならないものです。
また、単純に「覚えているほど有利」だといえる項目でもあります。
極端な話をすると、初見の英文を読む時に、もし全ての単語の意味がわかれば、英文法を何一つ知らなくてもその文章を読めてしまうかもしれません。
それほど、英語を学ぶ上で、英単語を覚えることには意味があるのです。
単語を覚えるというのは、シンプルな作業である一方、集中力が切れてしまったり、覚えなければならない単語の数に呆然としてしまったりと、継続にはコツが必要です。
通学時間などの隙間時間に単語帳を開くとか、寝る前に○分間は単語帳を開くなど、ご自身にあった方法を探して、単語を身につけていきましょう!
私自身、単語をひたすら覚えるというのは大変だったので、電車での移動中は必ず単語帳を開くようにして地道に覚えていきました。そのような日々の積み重ねがあったからこそ、慶應義塾大学に合格できたのだと思います!